カカオ豆から作る本気の手作りチョコレート作り

Tag: お菓子 チョコレート カカオ

大変お久しぶりでございます。 なんと今日はバレンタインデー。
世間では市販のチョコレートを溶かして型に入れて固めただけで「私からの手作りチョコ♡」
が繰り広げられているという話ですが・・・(笑)
今年はなんと!カカオ豆を手に入れてしまいました。
なのでカカオ豆から作る本気と書いてマジと読むチョコ作りをしてみることにしました。
 
カカオ豆です。
こんなチョコレートキットに入っています。
 

 

栽培発酵乾燥輸入は終わっているので右半分の手順で作ります。
 
先は長そうです。

まずカカオ豆を洗います。運んでいる途中でついた汚れを取るのでしょうね。
 
80gのカカオ豆を米を研ぐような感じで何回も水を替えて優しく優しく洗いました。

その次は焙煎です。指示書にはフライパンでパチパチと音がするまでと書いてありましたが
オーブンでもいけるよな~と勝手に判断して120℃で8分を4回繰り返してみました。
 
お菓子工場で見学したときオーブンみたいなのでやったよな~という微かな記憶からでした。
 
最初のうちはカカオ豆はふにゃんと柔らかい状態でしたが、焙煎を繰り返すうちに
パキッという音がして割れるようになります。こうなればOK。
このカカオ豆の表面を覆っている皮(ハスク)が曲者らしいです。
とても固い。うかつに力を入れて皮を剥こうとするとカカオ豆が砕けて皮が混ざるという惨事に。
味に関わるそうで、まじめに皮むきをします。
 
手前にあるのが皮=ハスクを取り除いたカカオ豆です。
 
皮を剥いたカカオ豆をすり鉢に入れてすりつぶします。
今思うとここで近代兵器=フードプロセッサーを投入すればよかったと後悔。
 
砕いたカカオ豆のことをカカオニブというそうです。
この時点のカカオ豆を口にしてみると香りはチョコレートでした。
 

 

力を入れるとよく焙煎されたカカオ豆は軽く潰れるのですが、
それをさらに細かくなめらかにするにはゴマを擂るよりも大変です。
すり鉢にペッタリくっつく状態になったら湯煎でさらに擂ります。
 
ここで水が入ってしまったら終わりです。丁寧に湯煎して擂ります。
 
擂ります。
 
ひたすら擂ります。
 
これで一時間湯煎しながらすり混ぜたところ。気力の限界がきます。
次の段階に移行します。
 
ここで計っておいた30gの砂糖を入れます。砂糖と入れるとその分温度が下がるようです。
湯煎しながら練ります。
 
練り続けます。
 
これでさらに一時間湯煎して練りました。気持ちではドヤ顔です。
全てが機械化されたチョコレート工場ではこの作業を半日するそうです。
なのに・・・素人が一時間練ってもう終わりと判断したのは=疲れたんです。腕が。
いけませんでした。
この練りの工程で臭いや水分がなくなってフレーバー=香りが形成されるそうな。
やっぱり1時間ごときではだめだったのね・・・と後で思う。

見た目がそれっぽくなっていたので成形します。
 
付属のシリコン型にチョコレートを流します。
そうして一時間放置後・・・
 
型から剥がします。けっこうドキドキ。

完成!!!
 
「カバがゆく」のブログなのでカバのシリコン型にも入れてみました。

見た目は本当に美味しそうなチョコレートです。
が.... 口に入れるとトロリと溶けるあの食感はなくザラッとした感じ。
しばらく口に入れておいても体温でトロリと溶け出すのにとても時間が掛かります。
チョコレート工場で機械で半日練るくらいしないとやっぱりだめなのね~
家で作るにも一日仕事としてやるしかないようです。
でも充実感はあります。
パッケージしてだ~りんにも差し上げました。
あ、途中練るのも手伝ってもらっています。
本人はとても喜んでいます。

私は・・・・あと一袋。一日かけて作るかどうか今悩み中です。
口溶けなめらかなチョコ!っていうのを食べてみたいもんな~
でも今からすぐにやれって言われたらやらないわ~ もう少し休憩後リベンジしますわ~

こちらのキットは京都のダリケーという会社のものです。
 

 

 

チョコレートの製造に関するうんちくはココアラボのページからいただきました。

すり鉢に残ったチョコレートは沸かした牛乳を入れてこすってチョコレートミルクして飲みましたよ~

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コメント

  • 湯煎しながら擂る!!

    湯煎しながら擂る!!でも、そんなことしたらお湯が暴れますよね。なのに水が入らないようにしなくてはいけないのですね。腕が3~4本ないとダメな気がするのですが。


  • いらっさいまし~

    いらっしゃいまし~ KABA55さん!!!
    全然更新して無くてごめんなさい。
    それでも書き込みしてくださって嬉しいです!!!

    はい、湯煎しながら擂る。というのは神業に近いので
    湯煎して温まってきたら外して外で力の限りゴリゴリして
    少し冷めてきたらまた湯煎してまたゴリゴリを繰り返しました。
    実は一瞬気がぬけて水が少し入ったのですが、
    すぐにテッシュデ水分を除去してなんとかしました。
    あれは焦りました。
    昔、チョコレートのテンパリングをしている時に水を入れてしまってダメにしたことあるので。
    チョコってホントに買うものだと思います。



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